竹台子

last update 2012.03.31

竹台子について

竹台子は桐木地と竹の柱からなる台子の一種であり、村田珠光が真台子を元に考案したと伝えられる。珠光好みのものは真台子と同じサイズである。現在の竹台子はもっぱら利休好みのもので、炉用に利休がサイズを小さくしたものである。

天板のサイズは、長さ二尺四寸八分、幅一尺二寸七分五厘、厚さ五分五厘となっている。地板の長さと幅は天板と同じであるが、厚さが一寸二分である。竹の柱は、直径七分~七分五厘が適当とされ、高さは一尺八寸一分である。足の長さは、天板側は三分五厘、地板側が一寸一分で、ちりは五分となっている。 炉用とされるが風呂でも小風呂を用いることで使用できる。

組み立て方

天板は根の方を客付に、地板は勝手付に向ける。柱は三本節の竹二本と二本節の竹二本からなり、客柱(右前)と角柱(左奥)が3本節で向柱(右奥)と勝手柱(左前)を二本節にする(写真参照)。ただし、三節の柱が一本しか無い場合は、これを客柱とする。

竹台子

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